この12インチ・シングルのA面は、3楽章の「Help I'm A Rock」ステレオ・アルバム・トラックで構成されている。つまり「Okay To Tap Dance」、「In Memoriam, Edgar Varèse」、「It Can't Happen Here」の3曲である。この作品のタイトルは、ザッパが教師のフィリス・ルビーノの家で見た、青く塗られた岩に書かれたサインに由来している。ザッパの作品は、ポール・サイモンが最近歌った「I Am A Rock」にも都合よく言及している。ギタリストのエリオット・インガーは、1962年に公開されたエルビス・プレスリーの映画「Girls! Girls! Girls!」である。その後、インガーはエルヴィスのために「Help I'm A Rock」を演奏し、「Freak Out!」の貢献者リストに入ることになった。ザッパはピアノソロをセシル・テイラー風に弾いていたが、彼もまた「Freak Out!」の貢献者リストに名を連ねていた。「It Can't Happen Here」と「Who Are The Brain Police」のシングル・ミックスについてはすでに述べた通りである。「The MOFO Project/Object」の両エディションに収録されている「Who Are The Brain Police」のベーシック・トラックは、T.T.G.のマルチトラックが稼働している間にザッパのモノラル・レコーダーで録音されたものだ。この生録は、完成したモノラル・マスターよりも約18秒長い。A面のマスターは「MOFO」の両エディションにも収録されている。一方、「Who Are The Brain Police? 」のモノラル・シングル・マスターは、「The MOFO Project/Object (fazedooh)」の2枚組CDには収録されているが、4枚組CDには収録されていない。

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