Verveは、Ruben And The Jetsのシングルのリリース番号とB面を同じにした改訂盤をリリースするまでに3週間を要した。ベストウェイはプロモーション用のコピーを担当したが、通常盤用のコピーは2つの異なるプレス工場で製造された。そのうちの1つのプレス工場では、グループのペンネームをReuben And The Jetsと誤記していた。このプレスは、正しいスペルのプレスよりもはるかにレアなものである。

 ポール・バフは、この曲の正しい綴りは、The Chartsが1957年6月にEverlastレーベルのA面に収録したように、「Deserie」であるべきだと言った。ポール・バフとレイ・コリンズが作曲したこの曲は、1963年3月にパル・レコーディング・スタジオで録音されたものである。バフはすべての楽器を演奏した。この音源は、1982年にRhino社から発売されたGrandmothersのコンピレーション・アルバム「Looking Up Granny's Dress」に収録されたもので、その後、バフのボックスとダウンロードで正しいタイトルで再発された。ルーベン・バージョンには相談も報酬もなかったので、バフが報酬を得たのはこれらのリリースが初めてだった。

 「Deseri」のシングル・ミックスはステレオで、アルバム「Cruising With Ruben & The Jets」に収録されているものと同じだが、そのステレオ・イメージは逆になっている。このバージョンでは、レイ・コリンズがバッキング・ヴォーカルとスポークン・ピースを始めるのが早すぎる。「Deseri」のリミックス/オーバーダビング版では、これらの部分をデジタル的に正しい位置に移動させ、イアン・アンダーウッドによる未使用のオルガン・トラックが聴こえるようになっている。「Deseri」の歌詞には、「hear my plea」というセリフが使われているが、これは「Cruising」の「Cheap Thrills」や「Uncle Meat」の「Dog Breath, In The Year Of The Plague」と「Electric Aunt Jemima」でも聞くことができる。「Greasy Love Songs」では、オリジナルのステレオミックスで録音されたものを使用した。「Deseri」は、ザッパ関連のラインナップではライブで演奏されていない。オーストラリア盤はAB面が逆になっていた。Verve VS-11として発行されたA面は、"Jelly Roll Gum Drops "と誤植されていた。

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