「The Lumpy Money Project/Object」の12トラックCD-Rサンプラーは、キャピトルのオリジナル・アルバム「Lumpy Gravy」の第1楽章と第2楽章をモノラルで収録したものである。プロモ盤「The Old Masters, Box One Sampler」に収録されていた「Lumpy Gravy」のオーバーダビングされた断片を収録している。「セクション8、テイク22」の内容は「キングコング」。セクション8」の42秒の部分(0:05〜0:47)は、キャピトルとヴァーヴの「Lumpy Gravy」アルバムの両方に使われたが、その後の1:52は使われなかった。「Section 8」は、Capitolのアルバムの「Foamy Soaky」モジュールの一部である。「Section 8」を使ったVerveのアルバムのセグメントは、「King Kong」というインデックスが付けられていた。ザッパがトミー・フランダースの「Reputation」B面内で使用した「King Kong」のベースラインがここで採用された。ザッパのアレンジには、オリジナルの「Transylvania Boogie」をアレンジした主要なリフも含まれている。「We're Only In It For The Money」からは、2種類のモノラル・ミックスが発表された。「Absolutely Free」と「Concentration Moon」である。「Lonely Little Girl」のオリジナル・シングル・ミックス、「The Idiot Bastard Son」のインストゥルメンタル・バージョン、「Creationism」は、「We're Only In It For The Money」のオリジナル・セッションのものである。ベースとドラムを新しくした「Money」の再録版は、「Mother People」と「Flower Punk」で代表される。このサンプラーがCD-Rであることは、この種のプロモーション・アイテムが、実際にCDをプレスしてアーカイブ・リリースするような費用をかけなくてもよいことを認めたことになる。ザッパ関連のサンプラーとしては、これが最後のリリースとなった。これといって特徴のないサンプラーだが、コレクターズアイテムとしては高額である。

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